Anthropicが6月1日、EUのサイバーセキュリティ機関ENISA(European Union Agency for Cybersecurity)にClaude Mythosへのアクセスを提供すると発表。ENISAがProject Glasswingに参加する初のEU機関となり、米国・英国以外にMythosアクセスが拡大される初めてのケース。EUはAIの脆弱性悪用を懸念しMythosへのアクセスを求めていたが、米国政府からの許可取得が必要だった。Bloomberg報道によるとAnthropicは以前EU側のアクセス要求に未応諾だったが、5月にOpenAIがGPT-5.5-CyberでEU向けTrusted Access for Cyberを開始したことが背景に。6月2日のProject Glasswing 150組織追加(約200パートナー)と合わせ、Mythos防御能力の国際展開が加速。
Microsoft Build 2026(6月2日、SF Fort Mason Center)で、Claude Opus 4.8・Sonnet 4.6がMicrosoft Foundry(旧Azure AI Foundry)でファーストパーティモデルとして提供開始。OpenAI・DeepSeek・Llama 4・Mistralと同列で、エンタープライズSLA・Entra ID認証・Microsoft Purviewデータガバナンス・Azure請求インフラが適用される。既存のAzure Enterprise Agreementで別途Anthropic APIクレデンシャルなしに利用可能。1Mトークンコンテキストウィンドウ(GA)・128K最大出力対応。4月のOpenAI契約条件再交渉後、Microsoft MAI チームが構築してきたマルチモデルアーキテクチャの最初の具体的成果。Claude Code on Microsoft Foundryのドキュメントも公開。
Microsoft Build 2026で自社開発AIモデル7種を発表。注目はProject Polaris(MoEアーキテクチャのAIコーディングモデル、8月にGitHub Copilotデフォルトエンジンに)とMAI-Thinking-1(35B active/約1T totalパラメータの推論モデル、Claude Opus 4.6とSWE-Bench Proで競合)。Polaris は言語・フレームワーク・パラダイム別の専門サブモジュールを持ち、chain-of-thought/tree-of-thought推論で複雑なマルチファイルリファクタリングに対応。Claude Codeが開発者採用でGitHub Copilotを上回った(Ramp AI Index: Claude 34.4% vs OpenAI 32.3%)ことへのMicrosoftの戦略的対抗。ただし同時にClaude Opus 4.8をFoundryでファーストパーティ提供しており、「競合と提携の両立」戦略が明確に。
Grant Thornton UKが6月2日、3,500名以上のパートナー・スタッフ全員にClaude(Anthropic)を展開すると発表。£500M AI投資プログラムの一環で、監査・税務・アドバイザリー・サポート機能の全部門が対象。6月から8月にかけて段階的にロールアウト。新設の「GT Augment」フレームワーク(AI ガバナンス・基準・業務方法を規定)のもとで運用され、パートナーは分析・ドラフティング・大量情報の統合等のタスクでClaude使用が必須に。Malcolm Gomersall CEO は「クライアントが求めるのはプロセスではなく専門知識」と強調。英国主要会計事務所として初のAI全社展開となる。
Microsoft Build 2026(6月2日)でAnthropicが発表した「Claude now available in Microsoft Foundry and Microsoft 365 Copilot」の一環として、Claude Opus 4.8がMicrosoft 365 Copilotの3つの新しいサーフェスに拡大。(1)Copilot Researcher: Critique機能でGPTのリサーチ出力をClaudeが精度・完全性・引用品質を検証、Council機能でGPTとClaudeが独立レポートを生成し第3のAIが比較・合意点・相違点を提示(DRACOベンチマーク+13.8pt改善)。(2)Copilot Studio: カスタムエージェント構築時にClaudeモデルを選択可能。(3)Excel Agent Mode: Claudeを使ってスプレッドシート内で数式生成・データ分析・エラー特定・ソリューション反復を直接実行(プレビュー)。Critiqueは単一モデル比約20%コスト増、Councilは約2.5倍のコスト。
AnthropicのCode with Claude Tokyo開催まで8日。6月10日のメインイベント(キーノート・ブレイクアウトセッション・ワークショップ・ライブデモ・オフィスアワー)と6月11日のExtended Day(インディー開発者・アーリーステージ創業者向けワークショップ)の2日間構成。メインイベントはライブストリーム配信あり。Extended Day(6月11日)は配信なしの対面限定。英語セッションに加え一部日本語セッションがあり、全セッションで日英同時通訳を提供。SF(5月6日)ではManaged Agents・Dreaming・Outcomes・Dynamic Workflowsが発表、London(5月19日)ではSpotify事例(99%エンジニアAI使用・PR頻度76%増)が公開され、Tokyoでは日本市場特化の発表が期待される。参加申込は既に締め切られたが、ライブストリーム登録は受付中。