George Hotz「The Eternal Sloptember」 — AIコーディングエージェントの大規模採用を「ソフトウェア開発史上最も高コストな過ち」と批判
著名ハッカーGeorge Hotz(tinygrad創設者・元Tesla AI)が5月24日に「The Eternal Sloptember」と題するブログ記事を公開し、5月26-27日にかけてthe-decoder・Decrypt・OfficeChia・LinkedIn等で広く報道・議論された。Hotzは「AIエージェントのソフトウェア開発への採用は、この分野の歴史で最も高コストな過ちの一つになる」と主張。タイトルはUsenet文化の「Eternal September」(AOLユーザー流入で永続的な品質低下が発生した現象)への言及で、AIエージェントによるコード品質の永続的低下を警告する。Hotzはtinygrad(オープンソース深学習フレームワーク)での6ヶ月間のエージェントツール使用経験とUSB-to-PCIeチップのファームウェアリバースエンジニアリング経験を根拠に、エージェントが「プログラミングの分布を模倣する高度な統計モデル」に過ぎず本質的なプログラミング能力を欠くと主張。特に大規模組織への影響を警告: 高スキルの開発者はスロップ(品質の低いAI生成コード)を検出する直感を持つが、スキルの低い開発者がエージェントで10倍のアウトプットを出す状況こそが危険であると指摘。投稿はAndrej Karpathy(5月19日にAnthropicプレトレーニングチームに参加)がAIエージェントをソフトウェア開発の変革と位置付けた5日後に公開され、AI業界内の対立する見解を浮き彫りにした。Spotify CwC London(PR頻度76%増・250万自動PRマージ)やMIT Tech Review(参加者半数がClaude完全作成PRを出荷)の定量的成功事例との対比で、AIコーディングエージェントの品質管理が業界の重要課題として認識が拡大している。